【21卒】文藝春秋社一次面接/二次面接/三次面接/最終面接選考レポート!

こんにちは。
出版太郎です。

本日は、文藝春秋社さんになんと、最終までたどり着かれた方の選考レポートです。

本当に感謝でございます。

下記、ご参考にしてください。

一次面接

形式:オンライン
人数:面接官1:学生1

【聞かれたこと】
・自己紹介
・大学で学んでいること
・なぜ文春なのか
・好きな作家、作品
・ESに書いた企画の深掘り
・月に本や週刊誌をどれくらい読むか
・コロナで街の変わったと思うことは何か
・最後にPR

しばらくしてからの通過連絡後、事前課題が発表される。
発表後二日以内にメール提出で二次に持っていかないといけない。
内容は、身上書(最近興味のある社会問題3つ、最近読んだ中で印象的な本3つ、自分を一言で言うなら…など)と作文。
作文は「文藝春秋」最新号からコロナに関する記事を一本選び、40代のビジネスパーソンに「よみどころ」を説明する文をかけ(40字×30行)
他の面接などがある日だったので、二日間でこれはハードすぎる!と泣きながら書いた。
これらと二次面接の総合評価で三次面接に進めるか決まる。

二次面接

人数:編集者2+偉い感じの人1対学生1
時間:20分ほど

偉い人は面接の平等さのチェックのためにいるから話しかけてこない、とのことだったが最後に鋭めの質問がその人からきた。うまく打ち返せて笑顔を引き出せたから通過したのか…?

【聞かれたこと】
・どこの配属になるかわからないけど大丈夫か
・最近の週刊誌で面白かった記事は?
・紙で読むかオンラインか
・週刊誌は他人の人生を悪い方に動かすかもしれない仕事だが大丈夫か
・好きな本の種類
・企画の深掘り
・最近読んだ本の感想

マイページで通過連絡。

三次試験(筆記+面接)

通過人数はこの段階で30人ほど
例年二次で行う筆記が今年はここだった。

【筆記試験の内容】
前半60分:数学、英語、歴史(歴史と文学史、文春の歴史)
芥川賞や直木賞受賞作家関連の問題も多いので、きちんと事前におさえておくべき。英語と数学は簡単。

後半60分:人物・単語説明 確か35問?くらい 各80~100字
吉村洋文、霜降り明星、ポンジュノのような話題の人(一年分くらい)から、立花隆(知の巨人の方)や和田誠(最近亡くなっ
た作家さんや文春と関わりの深い系の人)、点ピンのような直近話題のニュース関連ワードなど。

この試験を意識して長らく新聞を読んで対策してきた。一夜漬けもかなり効いた。
しかしその直後の人事の方との面談(面接ではなく、カジュアルめなもの)でなんでも質問していいとのことだったので「筆記も重要なんですか」的なことを聞いたら「合否にはあまり関係ない」とおっしゃっていた。ガーン。

【面接の内容】
人数:局長クラス3人:学生1人
時間:40分

長い面接なので緊張せずにね、と言われたので肩の力を抜いて自分を見せられるように意識して話した。
人間性を見ているような感じだった。
企画などは聞かれなかったが、自分の好きなものやその所以などは掘られた。
自己分析が一番の鍵だった面接だと思う。
翌日電話で通過連絡があり、最終へ。

最終面接

人数:役員13人:学生1人
時間:20分ほど
残っている学生:11人

コの字に偉い方々が座っていてそれだけでものすごい迫力だが、怯まないように気をつけた。
性格から企画、興味の範囲、最近読んだ本のことまで、本当にあらゆることを聞かれた。
13人もいるので一問一答感があったが、それでいて漏れのない鋭さだった。
私がESに書いたからかもしれないが社会問題への意識と問題解決への道をどう考えているかなども聞かれた。

しっかり受け答えしたが連絡はこず、涙の最終落ちだった。
数日後手紙が届き、かっこいい質感の紙に「最終に呼んだ皆さんは能力や適性に優劣は全くない、社風との相性を踏まえた結果なので、どうぞご理解ください。いつか仕事で会いましょうね」的なことが書いてあって、泣いてしまった。
受け始めたときは正直第一志望では全然なかったのに、面接を進んで会社を深く研究するにつれてどんどん惹かれて行った会社だった。
これを読むみなさんは、ESを書く段階では興味が薄い会社も、あとで後悔しないようなESを出してください。ESが全ての面接の礎になってくるので、そこだけはどうか本気で力を込めてください。

最後に

とても、気持ちの伝わるレポートでした。

皆さんも悔いのないように是非参考にしてください。

【出版太郎の選書】

選考前に目を通すと良いと思います。

マスコミ就職読本2021 第2巻 新聞・出版篇


文藝春秋2020年9月号[雑誌]

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