こんにちは。 出版太郎です。 …
新潮社エントリーシート対策!出題のポイント!
こんにちは。
出版太郎です。
本日は、新潮社さんのエントリーシートについてです。
エントリーシートは、もちろん、OB訪問で、内定者の方、若手社員の方に見てもらって欲しいところです。
ちなみにですが、人に見てもらったエントリーシートとそうでないエントリーシートは大きく変わります。
それでは、下記新潮社のエントリーシート対策になりますので、参考にしていただけます幸いです。
新潮社エントリーシート
「志望部門」は以下から選んで、第3志望まで記入をしてください。
下記が選択肢としてありました。早いうちから、業界研究をしてみると良いと思います。
【書籍】
小説やノンフィクションなどの単行本、選書、新書等の編集
(単行本、新潮選書、新潮新書、とんぼの本など)
【月刊誌】
各月刊誌編集部での企画立案、取材、記事作成など (「新潮」「芸術新潮」「エンジン」など)
【週刊誌】
「週刊新潮」編集部での企画立案、取材、記事作成など
【文庫】
「新潮文庫」「新潮文庫nex」の企画立案、編集など
【コミック】
「コミックバンチ」「くらげバンチ」(Web漫画サイト)などの企画立 案、編集、映像化交渉など
【webビジネス】
「デイリー新潮」など、既存のコンテンツを利用したネット上のビジネスの展開
【書店営業・広告営業】
書店、取次との交渉など自社刊行物の営業業務全般、ならびに代理店との
折衝など自社刊行物への集広業務全般
【宣伝】
自社刊行物のプロモーション活動や広告制作、広告出稿、自社サイトの運営など
【その他】
上記以外の志望部門名を記入してください
他社 受験状況/内定の出ている会社/進行中の会社/受験予定の会社
就活の軸を見られることが多いです。
面接で説明をできるならば問題ないですが、あまり、新潮社と程遠い企業は書かない無難かと思います。
特技・資格(3行)
特技や、資格で個性を出すことで自分らしさをしっかりと伝えてください。
また、個人的な嗜好の深さと同時に幅広さも示せるとアピールになると思います。
ないならしょうがないですが、自動車免許と、英検、漢検だけだともったいないと思います。
※1級とかなら全然強みになりますが!!
また、上手くアピールできれば、上記の質問をもとに、週刊誌の記事を一ネタ書けるのかどうかといった視点でもみられると思います。
趣味・スポーツ(3行)
出版社では、自分の好きなことにどれだけの時間を割いたかを問われることが多いので、注意をしてください。
下記記事も参考にしてください。
また、上手くアピールできれば、上記の質問をもとに、週刊誌の記事を一ネタ書けるのかどうかといった視点でもみられると思います。
また、スポーツも聞かれています。出版社の人は文化系の人が多いですが、週刊誌のような体力勝負の仕事もあれば、体育会系を求める部署もあります。
志 望 部 門
「エントリーシート記入上の注意」を参考にして、第3志望まで記入してください。
【第1志望】 【第2志望】 【第3志望】
基本的には、自分が本当にやりたいものを選ぶで良いと思います。
ただ、戦略としては、一貫性を示したり、自分らしさの延長線上で選ぶと面接では矛盾なく話を聞いてもらいやすいと思います。
上記の志望について、どの部署、編集部で、どういう仕事をしたいか、具体的に書いてください。(5行)
〔例 : 芸術新潮編集部でフェルメールの贋作についての特集を組みたい〕
具体的に書いてくださいというのがポイントだと思います。
下記記事にも書きましたが、学生の多くが、会社のすごいことの羅列を書き、自分が何をしたいのかという描写が弱い人が多いです。
しっかりと自分にしか書けないことを書いてください。
得意な科目と研究課題(3行)
研究がない人に向けて、得意な科目でも埋められるようになっている丁寧な設問です。
遊んでばっかいる人が意外と研究についてしっかりしていたり、他の人と少し違う研究をしていたりすると、面接でも優位に進めることができると思います。
また、新潮社さんは、学術系の本や雑誌が多いので、ある程度しっかりとした研究をしていると強みになると思います。
学業以外に力を 入れてやった事(3行)
新潮社さん志望の方は、学業を学生時代頑張ったことに語る人が多いのかなと推測されますが、基本的に出版社では、幅の広さが求められるので、しっかりとアピールできると良いと思います。
最近のテレビ・新聞・雑誌等で印象に残ったニュース(4行)
個人的な推奨ですが、誰もが選ぶようなニュースを選ぶのはあまりおすすめではないです。
その場合には、しっかりと切り口で差別化をしてください。
僕自身は、
・誰もが選ばないであろうニュース
・自分自身のスペックの延長線上
は意識をしながら選びました。
自分の身の回りで、いま関心をもっている事(4行)
こちらもアンテナ力を問われておりますが、身の回りの何気ない物事をどのように自分ごと化し、普遍化できるかという部分が問われています。
最近の印象に残ったニュースの設問と比較すると、一層週刊誌らしいアンテナ力を求められています。
一つ考え方のヒントとしては、身の回りの具体的な物事から、抽象的な社会的な課題を語るというのは良いと思います。
自覚している性格(4行)
良いことだけを必ずしも書く必要はないと思います。
出版社は、人を深く見る仕事なので、変に背伸びはせず、けれども、就活の足を引っ張らない内容を検討すると良いと思います。
自分の最大の 挫折体験(4行)
就活では、成功体験以上に挫折体験が大切となります。
挫折体験をどのように乗り越えたのかを語り、その時の努力や、意識を鮮明に伝え、会社での再現性があるように示せると良いと思います。
ちなみにですが、社会人は、成功体験ばかり聞かされ疲れているので、挫折体験については面接でも深掘りされる可能性は高いかもです。
自分が「大人に なったな」 と感じた 瞬間(5行)
ヒントとしては、自分なりの切り口で語れることを意識してみて下さい。
深読みしすぎかもですが、受験者の成熟度も問われるかもしれません。
【年間の読書冊数】
単行本 冊
文庫・新書 冊
コミック 冊
円グラフを使って、あなたの読書傾向を具体的に書いてください。余白も自由に使ってください。
(ミステリー15%、時代小説20%、純文学5%、ルポルタージュ5%、ビジネス書10%、青年誌コミックス35%・・・、など)
新潮社では、読書の総量というのを問われることが多いです。
こちらの質問ではもちろん、量でもアピールしつつ、自分の傾向をフックに、面接での盛り上がりをES内に仕掛けてください。
【好きな作家・作品】(3行)
どのような作品を好むのか、という質問は、出版社だと学生時代頑張ったことよりも学生のらしさが出て、深堀りされることが多いです。
慎重に一冊を選ぶと良いと思います。
【この一ヶ月以内に読んだ本と、その感想】(4行)
編集者になれば、書評力と、キャッチ力が求められます。
ただ、感想を書くのではなく、自分なりの視点や切り口をふんだんに盛り込み、読み手にこの本を読みたいと思わせてください。
また、この一ヶ月以内というフレーズについても注目をしてみてください。
【よく読む雑誌】(3行)
アンテナ力を問われています。
この雑誌のこのコラムといったより具体的な戻しが面接でできると良いと思います。
【よく見るサイト】(3行)
こちらもアンテナ力が問われています。
一例ですが、誰もが知らないようなサイトで、自分の好きなものの情報を集めていたりすると好感を抱いてもらえると思います。
【あなたが今一番会いたい人物と、聞いてみたい事 (書かせてみたい事)】(3行半)
出版社で人へのアンテナというのは大変大切です。
できることなら、それほど有名でない人の方がいいと思います。
どうしても有名な人を選びたい場合には切り口について、検討をしてみてください。
また、わざわざヒントとして、聞いてみたい事 (書かせてみたい事)という点も注意が必要です。
あなたの好きな新潮社の本を2冊選び、それぞれについて「売るためのコピー」を30字以内で書いて下さい。
書 名/著者名
編集者になれば、書評力と、キャッチ力が求められます。
ただ、感想を書くのではなく、自分なりの視点や切り口をふんだんに盛り込み、読み手にこの本を読みたいと思わせてください。
志望動機(縦書き200文字)
なぜか、新潮社さんの志望動機は毎年縦書きですね。
上記にも書きましたが学生の多くが、会社のすごいことの羅列を書き、自分が何をしたいのかという描写が弱い人が多いです。
しっかりと自分にしか書けないことを書いてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
上記は考えるヒント程度にしていただきつつ、絶対にOBの方に添削をしてもらってください。
本当に人に見てもらったエントリーシートとそうでないエントリーシートで差が出ます。
少しでも参考にしていただけますと幸いです。
【出版太郎の選書】
過去の学生に対して丁寧に取材がされていて、過去の選考情報、筆記試験の内容が分かりおすすめです。
下記2冊は新潮社を受験する人、編集者志望の人は読んでおくといいと思います。
ベストセラー伝説 (新潮新書)