【寄稿】面接は大喜利!?コーラは飲んだことがない!東急エージェンシーの面接体験談!

こんにちは。
出版太郎です。

本日は、東急エージェンシーのインターンの
面接についてです。

東急エージェンシーですが、
印象的な強みというところですと、
東急グループということもあり、
渋谷を中心に交通広告が強いです。

また、広告志望は倍率が高くということもあり、
インターンでは様々な人が集まります。

さて、今回は、友人で、
東急エージェンシーのインターンに
参加した人がいて、寄稿をしていただきました。

広告の受験者らしく、
個性的な方なので、是非、参考にしていただけますと幸いです。

東急エージェンシーインターン面接

東急エージェンシーの冬季インターンシップの選考内容をご紹介します!

スケジュールは、1月中にES提出と面接、2月にインターンシップ本番でした。

私は、大学三年生の12月の時点では、コンサル業界、メーカー、金融を志望先として考えていて、広告業界は一切考えていませんでした。

そんな私が、なぜ東急エージェンシーのインターンシップを受けることになったのか?

そのきっかけは、正月に久しぶりに会った兄から言われた一言でした。

「お前って、広告マンっぽいよね。」

なるほど。確かにそんな気がしてきた。兄が言うんだから。

よし、受けてみるか。

その時点で受けられる広告代理店が東急エージェンシーのみだったので、とりあえず東急エージェンシーにESを提出してみました。

学歴と資格のおかげか、ESは通過。

面接会場の控室で、隣にいた学生と話をしていて、質問をされました。
「広告志望ですか?」
「いや、最近まで全く考えていなかったんですが、兄からお前は広告マンっぽいって言われたので受けました~。広告第一志望ですか?」
「そうなんですよ。広告がもの凄く好きで、大学1年生のころから憧れています。」
あれ、がちだな。俺場違い?まあいいや。

形式は、面接官2名、学生4名の集団面接。時間は30分間。それぞれの質問に対して挙手制でした。
雰囲気は、和やかでした。というか面接は、大喜利でした。
面接官の最初の質問は、「最近ハマっているものは?」で、面接官自身がハマっているものを語り始め、(何か忘れましたが)結構緩い内容でした。
「こんな感じで良いですよ」と言われまして、これは「ボケてください」という振りだなと理解しました。

他の学生が「私は自転車でくるくる回ったりしてパフォーマンスするやつにハマっています!」など、めちゃくちゃ興味を惹く、ゆるーい系の話をし始めました。
面接官の良い感じのリアクション。
「まじで?そんなのやってるの?」

なるほど。真面目ではなく、緩い感じだな。なるほどなるほど…….。

いや…待てよ……やばいぞやばいぞ。最近就活しかしてないし、そもそも趣味とかないし、何もネタがないぞ……。

「ゼミでリンカーンを研究していまして、それにハマっています。1860年代の植民政策について論文を書くために、英語議事録をひたすら読んでいます。」

やべ、ミスった。つまらない。くそー!

次の質問。
「学生時代最も時間を費やしたことは?」

よし、次こそ面白い回答をしてやるぜ。何の話をしてやろうか。

他の学生が面白い回答をしていく。
面接官が興味を持って、深堀をする。

私の番。

「政治系のNPOでリーダーを務めまして、そのマネジメントですね。めちゃくちゃきつかったです。」

深堀なし。

……そりゃそうだ。終わった。なんで面白い回答が出てこないんだ!面白くないやつだと思われた。最悪だ。

この最初の二つの回答で超焦りました。
全力で後悔し、やばいボケなきゃボケなきゃという思いに駆られました。
これが後々のとんでもない行動に影響するのでした。

三つ目の質問。
「面接官の女性の明日予定が空いています。デートの誘い文句を考えてください。」

系統変えてきたな…。クリエイティブ求めるか。

この質問は攻めるポイントではないと確信してか、素早く無難に回答していく他の学生たち。
「私は、直球で聞きます!横浜ににおいしい店があるので行きませんか?と。」

これは面接官が求めている回答ではないことはわかる。しかし、何もアイデアがない。

やばい、自分の番になるぞ。何もない…。

またしても、一番最後に手を挙げました。くそっ。

「あのさ~、○○ちゃんってさ~、明日空いてんだよね~?そしたら~、横浜で、自転車でくるくる回るパフォーマンスあるからいかな~い?」

何を思ったか、気づいたら「何ともないことをチャラ男風にしゃべるだけ」という手段を使っていた。

だがしかし、まじめな回答しかしてこなかった私が、まさかのチャラ男に大変身。面接官も含み笑い。よしよし。

四つ目の質問。
「100万円あったら何に使いますか?ただし、一日で使い切らなくてはいけません。」

よっしゃ!良いの思い付いた!言われる前に先に答えるぞ!

「はい!」

今まで必ず一番最後に手を挙げてきた私が勝負に出た!

「土地買います!」

よっし!本当は貯金したいけど、一日で使わなきゃいけないから、後にも資産として残るものを買うアイデア!すげーだろ!

面接官「…………100万円じゃ、全然土地買えないよね」

ガビーン。

まさかの天然ボケを発揮しました。
ただ、これがまさかの大爆笑。

2人目の学生が回答。
3人目の学生が回答をしたその瞬間、思いついてしまったんです。3人目の学生のアイデアにかぶせた面白いアイデアを。

やばい、答えたい。これ絶対面白い。よし、答えよう。

「はい!」

ええええええええええ。
なんと四人目の学生と同タイミングで手を挙げてしまいました。

私のアイデアは、3人目の人の後に言うから面白いんだ。絶対言うんだ。
面白い回答を皆に届けなくてはという使命感が、私から理性を奪いました。

「はいーーーー!!!!!!」

そう叫んでいました。

なんと私は、まだ一回も回答していない4人目の学生を無視して、もう一回大きな声で「はい!」という大きな声と共に挙手をしていました。
それに圧倒された面接官は、私に回答権を与えて下さり、私は2回目の回答権を得ました。

「$%#+&!“{=~>買います!」

何を言ったかは忘れてしまいました。一つ覚えていることは、この上ない満足感を味わっていました。

ただ、私も紳士です。
謙虚な一面もアピールせねばと思い、
「すみません、二回答えてしまったので、皆さんも二回答えて良いですよ」。

あれ?おかしくない?なんであんたがルール決めてんだよ。
その場にいた人は皆、そう思ったでしょう。

しかし、私は自分の真摯な振る舞いに大満足。

よしよし、行けるぞと自信になってきました。

5つ目の質問。

「(壁にかかっている絵を指して)これを外国人観光客に販売する売り文句を考えてください」

ん~、むずい。

他の学生が先に答える間、必死に考える。

ん~、出てこない~!

自分の番だ。

「中国人のビジネスマン向けです。実はこの絵、あの松下幸之助が描いた絵なんです。それ故にこの絵を持っているとビジネスで成功するというご利益があるみたいなんです。ビジネスで成功したければ、お金持ちになりたければ、ぜひこの絵をご購入ください」

何言ってんだ俺は。詐欺じゃねーか。まあいいや。他の学生も大したこと言ってないし。次来い次。

「最後です。」

えー!

「15秒で自己アピールをしてください。何でも良いです。」

なるほど。

「今回は挙手性ではなく、端からお願いします。」

2番目か。

一番目の学生が話し始めました。
「私は、クリエイティブなことを考えるのが本当に好きで、広告業界に本当に入りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!」

ええ、あれ、そういう感じ?
やばい、俺が今考えていたの違うんだけど。言いたいから、まあいっか。

「私は希少性の高い人物です。というのもですね、人生でコカ・コーラを飲んだことないんです。コカ・コーラ社の調査によると、日本人でコカ・コーラを飲んだことない人が1.7%います。その中で男性は、17%なんです。コカ・コーラを飲んだことない男性はもの凄く少なく、私は、もの凄く希少性の高い人物なんです。ぜひともよろしくお願いいたします!」

よっし。言い切った!後悔なし!

面接官が食いついてくれました。

面接官「え、なんで飲んだことないの?」

私「え、まあ小学生の時、骨解けるって聞いたんで…それ想像すると怖いじゃないすか?」

面接官「なにそれ~」

ありがとうございます!
なんだこれ!
めちゃくちゃたのしー!広告の面接ってめちゃたのしー!広告入りてー!

今回は、暴れてしまい落ちただろうけど、広告の面接ってこんなに楽しいのか。さすが広告だな。

そう思えた面接でした。

驚いたことに、面接は通過していました。

うわ、広告大好き。

インターンシップで人事に聞いたところによると、「今回のインターンシップは、変な人を採用しています」とのこと。

「変な人って誰がやねん!」
とは思いますが、東急エージェンシーのインターンシップでは、特徴的な人を採用していたようです。確かに、変わった趣味を持っている人や、茶髪の人などがいました。

私は、面接で自分をありのままに出して、それを受け入れてもらいました。
体験談からわかるように、私は実のある回答を一切していません。天然ボケを発揮したり、よく分からないキャラを発動させたり。ボケようボケようと思っていたら、やりすぎてしまったところはありますが。

東急エージェンシーのインターンシップに関して、皆さんも、変に自分を隠さず、ありのままで受験されることをお勧めします。東急エージェンシーは、あなたの尖った特徴を容認してくださる寛容な会社だと思います

すぐに理解される変わっている点を持っていない人は、インターンシップに落ちるかもしれません。しかし、無理して変わっている人を演じる必要はありません。自分を偽って、変わっている人を演じるのは後々大変になります。そもそも、変わっていると思われることが、正解ではないと思います。あなたにはあなたの武器があります。落ちたらしょうがないやという気持ちで受けても良いと思います。
自分を出して、その結果として通過すればラッキーという感じで、楽しんで受験してもらえればなと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は、渾身の記事を寄稿していただきました。

就活は、答えがないという中で、
広告業界は、特に難しいと思います。

是非、参考にしていただけますと幸いです。

【出版太郎の選書】

広告志望の人には、おすすめです。

広告界就職ガイド2020

こういった、業界系の本は、一冊読んでおいた方が良いと思います。


図解入門業界研究 最新広告業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA