テレビ業界志望必見:番組表の見方について

こんにちは。
出版太郎です。

本日は、番組表について、
書きたいと思います。

今回取り上げる番組表ですが、
テレビ業界の人は、絶対に抑えておいて
欲しいポイントになります。

そもそも、最近の人は、
番組表を見ないかなと思います。

新聞の裏側のテレビ欄なんて絶対見ないかと思いますし、
テレビの本体そのものについている、
番組表を見ても、
「今日の9時までに帰って月9を見よう!!」
とはなりにくいのかなと思います。

やはり、OBを訪問を受けて色々な人に話を聞いてみるのですが、
最近の人は、テレビを生で見る人は少ない印象で、
VODで見たり、
録画で見たり、
最悪、違法アップロードで見たりと、
あまり、どのテレビが何時に放送されるといった時間感覚を持たない人が、
多いように感じます。

もはや、テレビの番組表は、
録画をするための予約表に、
近いのかなと思います。

僕自身も、テレビは好きで、
尚且つ、録画派なので、
(個人的にCMが嫌いというのもありますが….)
1週間に128番組(※録画機の最大録画可能番組数)、
録画しています。

そのため、ついつい、
何時に何が放送されているのかというのが、
分からなくてなってしまうのですが、
テレビ業界で働きたい人にとっては、
注意が必要です。

理由としては、テレビが大事にしている最重要のお客さんは、
録画している人や、VODを見る人ではなく、
生で見てくれる人のため、
録画でテレビを見ている時点で、
マーケティングの外側にいるからです。

皆さん、ご存知かと思いますが、
テレビの価値は、基本的には、
視聴率で決まり、それが、そのまま売上に直結します。

確かに、ギャラクシー賞といった賞を獲得したり、
DVDなどを販売するコンテンツビジネスも大事ですが、
やはり数字が番組の存続を左右します。
※一概には言えないと反論する人もいるかもですが….

おそらく、時代遅れだな〜と呆れる人が多くいると思います。。
僕もバカらしいと思います。

ただ、実際に、新しい、指標として、
録画率や、視聴熱といった指標もございますが、
お金に繋がりにくいという課題がございます。

基本的には、お金というところで、テレビコマーシャルを見てもらわなくては
いけないので、中々、視聴率に変わる価値指標が出てこないという
現状です。

そのため、現段階でテレビを受験する人にとっては、
視聴率が取れる番組の制作を希望する必要があり
生でテレビを見る人をマーケティングするべく、
番組編成の意味を読み解く力を身につけるといいと思います。

どうすれば、読み解く力をつけることができるのかと
思う人もいるかもしれませんが、
ズバリ、仮説力を極めると良いと思います!

仮説力とは

ここで言う仮説力とは、
番組表を元に、
この時間帯に、こういった番組を作れば、
視聴者は生で見てくれるという、
制作側のストーリーを指しています。

例えば、『鉄腕DASH』と、『世界の果てまで行ってQ』を続けて放送しているのは、
ターゲットを日曜日の家族団欒している食卓に設定し、
ながら視聴を誘発しているかとか….
月曜日の22時から放送開始のテレビ東京のドラマ枠を『ドラマBiz』と
読んでいるのは、ブランド化をしようとしているとか….
仮説を立ててみると色々あると思います。

そして、上記のように簡単に仮説が立てられるようになってきたら、
ちょっと長めに挑戦し、こちらも、あくまでも仮説ですが、

①毎週日曜日の23時から情熱大陸があるのは、
頑張っている人間の生き様を伝えることで、
月曜日から仕事のお父さんに向けて、
「明日から仕事を頑張ろう!!」とエネルギーを持ってもらいたいという
気持ちが番組制作に込められているかもしれない。
↓↓↓↓↓↓

②情念大陸のスポンサーが、アサヒビールであることから、
おそらく、ターゲットイメージとしては、
日曜の晩酌を楽しむ、お父さんにぴったりなのかもしれない。
↓↓↓↓↓↓

③「明日から仕事を頑張ろう!!」というお父さんの背中を
アサヒビールは、ビールを通して押したいのかもしれない。

といったイメージです。

これは、あくまでも個人的に考えてみたストーリーですが、
テレビの番組編成には、沢山の物語が眠っています。

そのため、
・いつ
・どこで
・誰に
・何を
・どのように伝えたいのか
がどの番組にも詰まっていると思いますので、
色々仮説を立てて、OB訪問などで、
ぶつけてみると良いと思います。

最後になりましたが、
是非、テレビ業界志望の人は、
今回の記事をきっかけに
一つひとつの番組編成の意味を読み解こうと
してみてください。

時代遅れかもしれませんが、
録画ではなく、生で見るという経験を、
今のうちから、大切にしてみてください。

【出版太郎の選書】


誰がテレビを殺すのか (角川新書)

⇒テレビの志望の人は、業界本をいくつか読んで、
自分なりの今後のテレビについて
考えを持つことをおすすめします。


情熱の伝え方

⇒情熱大陸のプロデューサーの本。
どのような思考で、番組が作られているのか、
一冊の本から、読み解いてみてください。


情熱大陸への執拗な情熱

⇒記事にはあまり関係ないですが、
めちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

↓↓放送外収入について、聞かれる可能性があるので、
VODは、押さえておいた方が良いと思います。
若者の視点で、使用感を語れると尚良しかと思います。↓↓




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