就活の始め方から業界研究、社会人まで。出版就活生が読むべき、本・漫画49冊まとめ!

こんにちは。
出版太郎です。

本日は、出版就活生が抑えるべき就活本について、できる限り細かくまとめました。
全て読んだことのある本で、その中で、おすすめできる本のみ厳選しました。
自分自身の課題や、就職の進捗状況に合わせて、参考にしていただけると幸いです。

ちなみに、筆記試験のおすすめ本は下記記事にありますので、こちらをご参考にしてください。

マスコミ就活 筆記対策


就活を始める時にまず読むもの

銀のアンカー

「就活は何から始めれば良いですか?」と聞かれることがあります。
まずは、銀のアンカーを読むと良いと思います。ドラゴン桜を描かれた方の漫画なのですが、漫画という視覚的な媒体で就活のスタートからクローズまでの流れが分かり、イメージ作りにおすすめです。すぐに読み終わるので絶対に買いましょう。


銀のアンカー 全8巻完結セット (ジャンプコミックスデラックス)

何者 (新潮文庫) 朝井 リョウ

就活の流れが学べます。また、就活の流れに沿って、就活の良いところも、嫌なところも深いところまで描かれています。ドキュメンタリーのようです。特に人間関係の部分は圧巻ですが、本当にリアルの就活でもこのように人間関係がこじれていくので、事前に読んで覚悟を持って就活に臨むと良いと思います。


何者 (新潮文庫)

就活難民にならないための大学生活30のルール 常見 陽平

就職活動の一番の悩みが学生時代に頑張ったことがないということです。特に大学1・2年生の方は読んで、ネタがない人はネタ作りに励んで下さい。

最新版 就活難民にならないための大学生活30のルール

就職四季報 総合版 2021年版 (就職シリーズ)

就活開始時に、念のため手元に置いておけるといいと思います。個人的には、ひたすらいろんな企業の年収を見るくらいでしたが、社会に存在する企業を俯瞰するためにも、良いと思います。


就職四季報 総合版 2021年版 (就職シリーズ)

「会社四季報」業界地図 2021年版

こちらも念のため、手元に置いておくと良い一冊です。各業界の市場規模や、各会社の売り上げが簡単に比較できます。就活の視野を広げるためにもおすすめです。

「会社四季報」業界地図 2021年版

マスコミ就活で必読なもの

マスコミ就職読本

マスコミ就職読本は何度も読み直すことをおすすめします!入門編では各企業の求める人材像が分かり、第二巻、第三巻では、筆記試験の内容や選考情報があり具体的な対策が可能です。手元に置いて選考に臨むと良いと思います!

マスコミ就職読本2021 第1巻 入門篇

マスコミ就活革命

マスコミ就活革命はマスコミ内定者を最も丁寧に取材をしている一冊だと思います。内定者の方がどのような努力をして、どのような戦略を持って臨んでいるのかが分かります。また、冒頭のページに内定者の方のESも多数あり、内定ESがどのようなレベルか掴むこともできます。

普通の僕らの負けない就活術 マスコミ就活革命(レボリューション)

出版業界研究用の漫画

バクマン

週刊少年ジャンプの制作の裏側を漫画家したものです。集英社志望、ジャンプ志望、マンガ編集志望の方は、「バクマン」を読んでおくと良いと思います。業界研究、企業研究につながりますし、モチベーションアップにもなります。映画もおすすめです。

バクマン。 コミック 全20巻完結セット (ジャンプコミックス)

ヒットマン

週刊少年マガジン編集部が舞台の漫画で講談社志望の人はヒットマンは必読です。ヒットマンは講談社の人事部の方もおすすめをされていました。

ヒットマン(1) (週刊少年マガジンコミックス)

重版出来

出版業界が舞台で、漫画編集を中心に、営業や、その他ビジネス職など、様々な業務を学ぶことができます。ドラマもおすすめです。

重版出来!(1) (ビッグコミックス)

働きマン

週刊誌を舞台にした漫画で週刊誌志望の方は是非読んで欲しいです。
また、出版社で働く以上、部署にもよりますが、基本的には忙しさは避けられないので、特に女性の方は、この漫画を読んで、ワークライフバランスについて考えてみて欲しいです。

働きマン コミック 1-4巻セット (モーニングKC)

重版未定

出版社を志望していて、編集プロダクションを受験する方は読むことをおすすめします。自分自身が激務で働くことができるか、この漫画を通して自問自答してください。

重版未定

アオイホノオ

1980年代のコミックの最盛期の頃の熱い物語を漫画したものです。漫画を作ることの青春が詰め込まれていて熱くなります。面接官の方は、この世代に活躍した編集者が多いので読んでおくと良いと思います。ドラマ化もされていて面白いです。

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

連載終了!少年ジャンプ黄金期の舞台裏

『北斗の拳』原哲夫氏のアシスタントを務めていた漫画家さんで芽が出そうなところで出版社や編集者に翻弄される模様を漫画化した作品です。
編集者は、漫画家の人生を背負うという当たり前の重責を感じることができます。

連載終了!少年ジャンプ黄金期の舞台裏

出版業界研究で読むもの

はじめての編集

はじめての編集(菅付雅信)という本は、ESや面接の言語化のヒントとなります。
特に印象的なのは「編集で大事なことは伝えることよりも触発すること」という言葉で、WEBメディアで認知の獲得はできるけど、人の人生を変えることができるのは「本」と考えることができました。

新装版 はじめての編集

編集会議

編集者というニッチなジャンルの業界誌です。
僕はほぼ全てのバックナンバーを買いました。
業界の潮流や、成功事例を学ぶことができます。

編集会議2018年夏号(作家・ライターのキャリアと生き方/矢部太郎さん「編集さんと僕」)

編集者という病い(見城徹)

幻冬社の社長が書いた本です。
様々な出版社の方が「編集者という病いは出版就職のバイブル」とおっしゃっています。
作家に対する熱量が圧倒的で、悩み、もがきながら、本が作られていく光景は、まさに、その時代を生きた編集者ならではです。
自分自身も、こんなに、命を削りながら、本を作れるのかと、自問自答をさせられる一冊です。
編集者の醍醐味や、面白さは、この一冊の本に詰まっていて、編集者志望の人には、必読の一冊です。

編集者という病い (集英社文庫)

創(つくる) 2020年5・6月マンガ市場の変貌

出版社志望、特に漫画編集志望の方は必読の一冊です。
直近のマンガ業界について分かるのでおすすめで、バックナンバーも買い集めると良いと思います。漫画編以外にも、出版、テレビなど、業界ごとの研究もありおすすめです。

創(つくる) 2020年5・6月号 (2020-04-07) [雑誌]

編集者をめざすならぜひ聞いておきたい大先輩17人の貴重な話

講談社志望の人で、余裕がある人は読んでみる良いと思います。全員講談社の社員経験or執筆経験があり、例えば、面白いところだと、書籍販売局書籍宣伝部部長の方や促進企画部部長の方のお話も収録されています。

編集者をめざすならぜひ聞いておきたい大先輩17人の貴重な話―法政大学エクステンション・カレッジ編集・ライター講座

編集者の学校

様々な出版人の経験を一冊の本にしたものです。
数多くのインタビューから、出版文化の意義を感じさられる一冊です。
業界の裏側なども分かり、派手ではないけど、良書で必読というイメージです。

新版 編集者の学校 カリスマたちが初めて明かす「極意」 (講談社+α文庫)

映画「凶悪」

映画「凶悪」は出版社記者を題材にした映画です。出版社志望の人は、週刊誌配属の可能性があり、週刊誌の境遇を学べます。重厚感がありますが、映画作品としても大変面白いです。

凶悪

スゴ編。カリスマ編集者から学ぶ7つの仕事力

現役の各出版社のエース級の人を取り上げたものです。派手な編集者というよりは現場でしっかり結果を残していて、ベストセラーを出している人が書いているというイメージで、OB訪問ができない人には特に勉強になると思います。

スゴ編。カリスマ編集者から学ぶ7つの仕事力 (デザインビジネス選書)

編集者の仕事―本の魂は細部に宿る―(新潮新書)柴田 光滋

装丁、校正、活字、フォントと本作りについてとても丁寧に書いてあり、編集者のものづくりとしてのプロを感じます。
本作りに興味がある方にはおすすめの一冊です。

編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書)

新書大賞2020 (中央公論 Digital Digest)

新書志望の人にはおすすめです。新書大賞としてランキングが掲載されるだけでなく、一年間の新書のトレンドの振り返りもあります。
僕自身は、全てのバックナンバーを購入し研究しました。

新書大賞2020 (中央公論 Digital Digest)

進む、書籍PR

『進む、書籍PR! たくさんの人に読んでほしい本があります』 (奥村 知花)は、出版社の宣伝・広報志望の人は是非読んで欲しい一冊です。どのようにしてメディア露出を獲得するのか、その具体的な経験が分かりやすく書かれております。

進む、書籍PR! たくさんの人に読んでほしい本があります

革命のファンファーレ

著者が、出版業界で新しい取り組みを行っているので、大変参考になります。今ある、多くのPRを著者が作っています。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本)

死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介)

今話題の編集者の方で、出版社ビジネスの新しい形を作っています。面接では、「箕輪さんについてどう思う?』と聞かれた学生もいるそうで、業界の注目の人であり、出版社志望の方は読んでおくと良い思います。

死ぬこと以外かすり傷

Pen (ペン) 2014年 12/1号 [もうすぐ絶滅するという、紙の雑誌について。

かなり古い雑誌ですが、雑誌志望の人に、言語化のヒントとなるのでおすすめです。
様々な立場の人が雑誌の魅力や愛を語ってくれていて、偏愛が具現化された雑誌特集です。

Pen (ペン) 『もうすぐ絶滅するという、紙の雑誌について。』〈2014年 12/1号〉 [雑誌]

青い鳥文庫ができるまで (講談社青い鳥文庫)

人気シリーズの青い鳥文庫ができるまでを描いた本です。作家、画家、編集部、校閲や販売、印刷所、取次、書店などなど、本が書店に並ぶまでの人々の奮闘を描かれていて、業界研究になります。

青い鳥文庫ができるまで (講談社青い鳥文庫)

就活でどうしても会いたい編集者20人へのOB・OG訪本

OB訪問が難しい人にとって、この本は、20人の社員の方の追体験をすることができて、且つ、幅広く網羅されているのでためになります。

就活でどうしても会いたい編集者20 人へのOB・OG訪本 (マスナビBOOKS)

躍進するコンテンツ、淘汰されるメディア 角川 歴彦

KADOKAWAさんを受験される方で、余裕のある方は読んでおくと良いと思います。
チャレンジングな企業さんで企業のトップの方針を掴むことで、企業研究につなげることができます。

躍進するコンテンツ、淘汰されるメディア

「週刊文春」編集長の仕事術 新谷 学

週刊文春と聞くとキャッチーなイメージもありますが、本書を読むと編集者として大切な要素が詰まっています。
いかにも出版社の社員らしい楽しみ方をされる一冊で、好奇心って大事だなと思うことができます。

「週刊文春」編集長の仕事術

グループディスカッションでおすすめ

東大生が書いた 議論する力を鍛えるディスカッションノート

就活のグループディスカッションですが、こちらの本を読み込んでから見違えるほど通過することができました。グループディスカッションを極めて論理的に言語化されていておすすめの一冊です。

東大生が書いた 議論する力を鍛えるディスカッションノート: 「2ステージ、6ポジション」でつかむ「話し合い」の新発想!

広告業界でおすすめ

考具 ―考えるための道具、持っていますか?

広告志望の方や、マスコミ志望だけど企画力に自信がないという方におすすめの一冊です。
企画のパターン化、マニュアル化がされており、目から鱗が落ちるほどためになります。

考具 考具シリーズ

広告コピーってこう書くんだ!読本

広告コピーがどのように生まれるのか、その過程を丁寧に言語化した実践の書です。広告志望の方だけでなく、書籍の帯のキャッチを考えなくてはいけない編集者志望の方にとっても必読の一冊です!

広告コピーってこう書くんだ!読本

左ききのエレン かっぴー , nifuni

広告志望の方を中心に大変おすすめです。
業界を覗けるだけでなく、マスコミ志望あるあるのクリエイティブで格好いい会社員が描かれています。

原作版 左ききのエレン(1): 横浜のバスキア

サプリ おかざき真里

広告業界で働きたい人、マスコミという激務の中で働き方について悩んでいる女性の方におすすめの漫画です。トーンとしては重いのですが、業界の研究にもなりつつ、働き方についても考えさせられるマンガです。

サプリ全11巻完結セット

テレビ志望でおすすめ

たくらむ技術 (新潮新書)加地 倫三

ロンハー、アメトークのプロデューサーの方の仕事術の本です。少し古いですが、小さい頃に落とし穴を作っていたというロンハーの原点となるような経験もあり、自身の経験から作品が生まれるという点で大変参考になります。

たくらむ技術 (新潮新書)

悪意とこだわりの演出術 藤井 健太郎

テレビ局を受験する人はプロデューサーの本を読むのがおすすめです。
藤井さんは水曜日のダウンタウンのプロデューサーで、今、一番熱い人なので、バラエティ志望の人はぜひ。

悪意とこだわりの演出術

できないことはやりません

ゴッドタンのプロデューサーの方で、企画を作るためのヒントが詰まっています。

できないことはやりません ~テレ東的開き直り仕事術~

ジャーナリスト志望でおすすめ

ジャーナリズムの原則

ジャーナリズム論を深めたい人におすすめの一冊です。
新聞の意義とは何か、記者とは何か、考えるきっかけになります。

ジャーナリズムの原則

それでもドキュメンタリーは嘘をつく (角川文庫) 森 達也

報道や、新聞記者を志望する人には一読いただきたい本です。
メディアの中で当たり前とされていることへの問題提起が多く、メディアとの向き合い方について、思考を掘り下げられる一冊です。

それでもドキュメンタリーは嘘をつく (角川文庫)

英国式事件報道―なぜ実名にこだわるのか 澤 康臣

新聞記者志望の方にとって考えて欲しいテーマの一つに、実名報道の是非についての議論です。
こちらの本では、実名報道が進んでいるイギリスでの事例が紹介されており、議論のための参考文献となります。

英国式事件報道―なぜ実名にこだわるのか

時間に余裕がある、または、今ある課題を解決するものなら読む本

メディア論―人間の拡張の諸相

就活に余裕があり、且つ、メディア系の志望の方は言語化のヒントになりますので、読んでみても良いと思います。メディアの質の違いや意義について考えることができるので良いと思います。

メディア論―人間の拡張の諸相

20歳の自分に受けさせたい文章講義 古賀 史健

様々な文章の書き方の本を読んだことがあるのですが、この本が一番論理的で明快でもやもやが消えます。
絶対ためになりますので、文章を上手く書けるようになりたい方、就活まで余裕のある学生には是非読んで欲しい一冊です。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

PIXAR〈ピクサー〉世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

エンタメ企業でライツ、経営、プロジェクトマネジメント等の舞台裏について描かれているノンフィクションです。エンタメ業界という大局観で考えたい人におすすめの一冊です。

PIXAR 〈ピクサー〉 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

NETFLIX コンテンツ帝国の野望 :GAFAを超える最強IT企業

NETFLIXという今、一番勢いのある企業ですが、その根本には、徹底的なマーケティングがあることがわかる一冊です。マーケィテング✖️エンタメについて考えたい人におすすめの一冊です。

NETFLIX コンテンツ帝国の野望 :GAFAを超える最強IT企業

社会人に備えるために読むもの

入社1年目の教科書

極めて基本が詰まった一冊ですが、意外とできていない一年目の方も多いので、ざっと目を通しておくと良いと思います。

入社1年目の教科書

社内プレゼンの資料作成術

社会人一年目は資料作りができると重宝されがちです。部署にもよりますが、入社後に良いスタートダッシュを切りたい人におすすめです。


社内プレゼンの資料作成術

最後に

いかがでしたでしょうか。

Twitterでもおすすめ本は定期的に投稿しているので参考にしてください。

また、出版就活におすすめの本がありましたら、教えていただけますとうれしいです。

ご参考になりますと幸いです。

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