『天気の子』新海誠が描く就活のリアルと夏美の成長!

こんにちは。
出版太郎です。

本日、『天気の子』が公開になりましたね。
ついにというか、やっとというか、個人的にはテンションが上がっています!!

ちなみにですが、このような話題の作品は、マスコミ就活生の方は、興味がなくても見ておいて欲しいです。

また、『天気の子』ですが、出版業界も賑やかですね。
トピックとしては、KADOKAWAさんが初版50万部と力を入れますね。

小説 天気の子 (角川文庫)

参考記事:驚異の初版50万部!新海誠監督最新小説、映画公開より1日早く本日発売!!『小説 天気の子』
https://kadobun.jp/readings/855/cc45cd95

KADOKAWAさんは、書店で大きく展開し、露出面を増やし、映画のリーチを広げるという手法が得意な会社さんです。
出版志望の方、映画志望の方は、書店に足を運び、プロモーションの手法に注目をしてみてください。

また、映画ですが、本日見てきました!!
最高に熱くなり、個人的には、君の名はよりも楽しかったです。

RADも前回に引き続き本当に良かったです。

是非、皆さんに見て欲しいです。
きっと余裕で100億いきそうですね。

その中で、今回、注目したのが、夏美(本田翼)の就活のシーンです。
※ここから先はネタバレ注意です

今回描かれている就活のシーンは、本当にリアルだと思いました。
かなりニッチで恐縮ですが、就活部分に着目し記事を書きたいと思います。


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正しさが夏美を消耗させる

夏美を見ていて思ったのが極めて正しいということです。

就活では、受験する複数企業に対して「御社が第一志望です」と伝えます。

これは、それほど興味がない企業に対しても「御社が第一志望です」と言うことは、就活のテクニックとしては大切で、個人的には、ほぼ全ての会社に対して「御社が第一志望です」と伝えることを推奨しています。

ただ、学生の立場としては、頭で分かっていても心は複雑で、「御社が第一志望です」と何回も発していると、言葉に新鮮味がなくなってきます。

だんだん言葉に熱量が乗らなくなり、受け手に伝わらなくなることがあります。

夏美もまさにその理由で通過ができなくなっていったのかなと思います。

そして、「御社が第一志望です」と何度も言ううちに「なんで正しいことをしているのに落とされるの?」という想いが醸成され、焦りと苛立ちが生まれます。

就活シーンの序盤では、まさに、夏美の焦りと苛立ちが描かれていました。

独自性の必要性に気づく夏美

100%晴れ女の天野陽菜(森七菜)が晴れを呼ぶ姿を見て、夏美が語ったセリフが「いいな。就活で話せることがあって」です。

今まで、なんとなくで生きてきた夏美にとって、就活では、自分を体現する独自性の必要性に気付きます。

ただし、就活が始まってからだと中々根本的な対策を練ることができません。

夏美は、個人を体現するオンリーワンのスペックの必要性に気づく一方で、今から中々打破できないもどかしさを感じます。

殻を破る夏美

常に正しさの中で就活をしてきた夏美ですが、転機が訪れます。

それは、森嶋帆高(醍醐虎汰朗)の警察からの脱走です。

帆高の脱走に対して、夏美が取った行動が、バイクの暴走&スピード違反で助けるということです。

今まで、正しさの中にいた夏美が殻(=社会の規範)を破りました。

ここで注目をするべきは、この時、夏美の判断軸は、正しいか正しくないかではなく、やりたいかやりたくないかになったということです。

帆高の頑張りに感化され、且つ、就活の不甲斐なさからやけくそになり、新しい夏美に生まれ変わることができました。

本当の夏美に出会い、それは独自性につながる

夏美は、バイクでの逃走を通して、殻を破ることができました。

殻を破り、何もかも投げ出した夏美は、正しさ(客観)ではなく、やりたい(主観)を軸にした本当の夏美に出会うことができました。

それは、夏美の本当の言葉が紡がれ、魅力的なものに写ります。

就活でも具体的且つ主観的な言葉は評価をされ、自分らしさは、平凡のエピソードであっても、独自性につながります。

本当の就活でもよくあることなのですが、吹っ切れた夏美は、正直な自分に出会い、独自性を武器に、就活無双をするようになったのではと考えます。

決して暗さを見せない夏美の魅力

夏美の最大の魅力は、就活がうまくいっていない時も決して暗さを感じさせなかったことです。

就活は長期戦で、落選が続くと、自然と影をまとってしまうものです。

ただ、夏美は、いつまでも人想いで、明るさを失いません。

就活でもそのような素養がある人は大変評価されますし、本当にすごいなと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は、夏美から
・正しい正しくないかよりもやりたいかやりたくないか
の軸が大切ということを学べたかと思います。

ほんのわずかな就活シーンですが、夏美が殻を破るところには、就活生にとって大切な要素が数多く含まれていると思います。

そして、余談ですが、今年の映画は熱いですね。
グリーンブック、キングダム、アラジンがあり、さらに、ライオンキング、スターウォーズが控えています。

熱い映画ラインアップが揃った今年ですが、是非劇場で『天気の子』を見てみて欲しいです。

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