こんにちは。 出版太郎です。 …
出版業界しか受験しないという選択について!
こんにちは。
出版太郎です。
本日は、出版業界しか受験しないという選択についてです。
出版業界に強いこだわりがある人は、どうしても出版業界しか考えられないという想いから、絞りに絞った受験をする人が一定数います。
やはり、そのような人は、良い意味で、他の業界で働けない社会不適合者が多いので、(褒めてます…笑)理解もできます。
下記本はあくまでも、出版ではなくマスコミとなりますが、マスコミ内定者の人がどれだけ意識が高いか参考になりますので読んでみて欲しいところです。
普通の僕らの負けない就活術 マスコミ就活革命(レボリューション)
ただ、皆さんもご存知ではございますが、出版社は倍率が高く、且つ、出版不況の影響で年々採用人数が少なくなっている印象です。
※意外と大手は増えたりもしていますが
もちろん、一部の天才型の方は、大手三社だけ受験して内定した人や、一社だけ受験してそこに就職をされる方もいます。
とはいえ、総数で考えると、就活生の多くの人は、努力型のタイプです。
僕自身も努力型のタイプでした。想いとしては、出版しか考えられなかったのですが、出版業界も以外も受験しました。
ただ、出版業界以外の受験は、それはそれで大変勉強になったし、出版就活にも生きたなと思っています。
今回は、出版業界に絞らない方が良いのでは…という話をまとめさせていただきましたので参考にしていただけますと幸いです。
受験企業の1社目が第一志望群は良くない!
出版業界の場合、最初に面接があるのは、大手出版社とKADOKAWAさんだったりします。
出版業界しか受験をしていない人は、人生の初めての面接が第一志望の会社という人がいて、かなりよろしくないです。
ただでさえ、大手は入社するのが難しいのに、面接の経験をせずに選考に臨むのは、丸腰にもほどがあります。
大手出版社が第一志望という方が多いと思いますが、大手出版社が1社目というのは避けた方が良いと思います。
下記記事は、似たようなことを書いていますので参考にしていただけますと幸いです。
他業界で場慣れができる!
出版業界の面接の前にある程度面接を経験することで、場慣れをすることができます。
例えば、IT業界や、テレビ業界は、選考が出版社よりも早く、練習にはうってつけです。
IT業界と言いつつも、例えば、ヤフーだったら、ヤフニュース、サイバーエージェントでしたら、AbemaTV、楽天でしたら、楽天TVや、楽天マガジンと、実は、出版業界と関連するトピックを扱っていたりもします。
もちろん、社風が違うので、中々心も惹かれにくいとは思います。けれども、IT業界で話した新規事業企画を、出版社の面接で転用をすることが可能ですので、効率的な練習となります。
また、テレビ業界は、メディア企業となるので、聞かれる質問が似ていることが多く、出版業界に転用することが可能です。
具体的には、ドキュメンタリーを通して、誰かの夢を応援したいという志望動機にした時に、出版業界でもビジネス書を通して誰かの夢を応援したいという話ができます。
そのようにすることで、例えば、テレビの面接で、「なんで、夢を応援したいの?」といった質問をされた時に、仮に上手く答えられなかったとしても、出版業界の面接の時に、「なんで夢を応援したいの?」と聞かれる可能性があり、事前に受け答えの練習をすることができます。
IT業界や、テレビ業界は、一例ですが、練習として出版業界以外も受験をすることを推奨します。
取材ができる
過去に出版業界を舞台として話題となった小説ですと、『何者』(朝井リョウ)があると思いますが、その他にも山ほど、就活系の本があります。
また、週刊誌では、就活の解禁や、インターンのタイミングで就活関連の記事を出す雑誌もございます。実際に自分自身が人事となることもあるかもしれません。
つまり、普通の就活を経験しておくことで、作品作りや、将来の仕事に生きてくる可能性があるということです。
そのため、出版業界しか知らないとなると、将来、取材不足に陥る可能性があります。
もちろん、就活中は余裕がなく、苦しい部分もあると思いますが、一歩下がり俯瞰をして、就活と向き合うこともマスコミ人として大切かもしれません。
万が一の就職浪人の時に役に立つ
出版業界と一般企業は、就活の評価されるポイントや、戦い方が大きく違います。
そのため、就職浪人を検討する時に、一般企業のレベルを知っておくことで、最悪、もう一年就活をした時の、一般企業で働けるかどうかの距離感を掴むことができます。
来年、もう一回就活をしてみてもどうにかなるだろうという気持ちを生み、それは時に安心感を抱くことができます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、出版業界以外の受験を推奨させていただきました。
とはいえ、リスクは高いですが、出版業界に絞ることで、徹底的に対策を練ることはできますので、様々なOBの方に話を聞いてみてください。
一長一短の部分もあると思いますので、参考にしてみてください。
【出版太郎の選書】
過去のマスコミ就活生に丁寧に取材がされていて、筆記試験、面接の内容が分かりおすすめの一冊です。
マスコミ就職読本2021 第2巻 新聞・出版篇