新潮社一次面接レポート!

こんにちは。
出版太郎です。

本日は、新潮社さんの一次面接について
書きたいと思います。

最新の情報については、OB訪問で、
聞いてみていただけると幸いです。
※僕もビズリーチキャンパスを使っているので、もし良かったら、申請をしてみてください。



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まず、新潮社さんというと、新潮文庫や週刊新潮など、
伝統あるブランドを保持していて、
堅い出版社さんというイメージですが、
実際に面接を受けた感想としても、堅めの出版社という印象でした。

いかにも伝統ある出版社だなったと思った理由としては、
今は、どうか分かりませんが、
このリクナビ、マイナビの時代に、
面接の通過通知が郵送で来たことです。

そのため、実際に受験者の人を見ると、
本当に本が好きという人が多い印象です。

筆記試験の待ち時間でも、
友人と話したりするのではなく、
読書をして過ごしている人が多かったです。

ただ、その一方で、新しい分野も業績としては調子が良かったりしていて、
説明会では、コミックや、
倉庫をリノベーションした商業施設ラカグが好調という話を聞きました。
※la kagū は「AKOMEYA TOKYO in la kagū(アコメヤ トウキョウ イン ラカグ)」への業態変更にともない、2019年1月31日(木)をもちまして閉店

良い意味で新潮社さんらしくない事業が目立っていたりもします。

今回は、新潮社さんの一次面接ということで、
僕自身の経験をいくつかピックアップして、
レポートさせていただきますので、
少しでも参考にしていただけますと幸いです。

新潮社一次面接

面接官2人
学生1人

面接官2人でしたが、男1人・女1人で、
おそらく、30代後半から、40代前半という
印象でした。

エントリーシートについては、
その場で見ながら、話すのですが、
面接のマニュアル通り、
基本的なことを聞くというよりも、
エントリーシートをはじからはじまで眺めて、
受験者の尖っている部分を拾うという進め方でした。

僕の場合は、新書志望で、
エントリーシートに、
若新雄純さんに本を作りたいと、
書いていました。

光文社さんから新書をだしていますが、
当時は、まだ、新書を出してなく、
ピックアップしました。

ただ、面接官の方が触れてくれたのですが、
あまり、面接官の方が、若新雄純さんを好きではないという問題が発生し、
やや、否定口調で、掘り下げられていきました。

そのため、若新雄純さんの話で広げるよりも、
若新雄純さんが出演している東京MXのモーニングクロスという
ニュース番組があり、こちらがいかに面白いのか、
という話で切り返していきました。

東京MXのモーニングクロスは、
キー局と差別化をするという意図もあり、
独自の切り口でニュースを取り扱ったり、
これから、売れそうな論客を拾うのがうまいという
話をしました。

僕自身の趣味欄が、テレビだったりして、
128番組を録画するというエピソードトークがあり、
自己PRに少しずつつなげていきました。

最初は、ひやりとしましたが、結果として、反応は良かったと思います。

また、準備として、一応、新潮新書のテレビ関係の本を読んでおいて、
聞かれても大丈夫なようにしていたのですが、
面接官が新書関係の部署ではないということもあり、
そこまで深くは聞かれませんでした。

その後は、「好きな作家は?」と聞かれたので、
村上龍さんと、上田岳弘さんと言いました。

上田岳人さんは、最近、芥川賞を受賞し、時の人ととなりましたが、
当時は、2作くらいしか出しておらず、マイナー作家さんでした。

面接官の方も、小説は志望していないのに、
よく読んでいるねという反応でした。

実は、こちらは、テクニックの一つで、
新人作家を好きな作家として用意しておけば、
少ない読書量で、好きと語れるというものがあります。

しかも、マイナー作家ですと、情報を積極的に集めている印象も与えることができるので、
おすすめです。

他の出版社でも、
全く志望していない小説について、聞かれることが何回かあり、
この切り返しは結構効果がありました。

その後は、
「若い人たちにとってのカリスマは?」
といった、若者が何を考えているのかという点で、
リサーチの要素もある質問をされました。

僕は、今、若い人のカリスマといった代表的な人はいなくて、
ソーシャルで人気の無名の人がたくさんいて、
各ソーシャルで人気の人にファンがついているという
話をしました。

友人がインフルエンサーとして活躍しているといった事例から、
なるべく分かりやすく話を伝えるようにしました。

当時は、それほど、インフルエンサーというキーワードが注目される前だったので、
あまりWEBの感度も高くない面接官で、
刺さりませんでした。

全体として、エントリーシートから尖ったポイントを拾うという進め方でしたが、
上記のように、定型的な質問というよりは、
会話から、受験者自身をあぶり出すという進め方でした。

感想ですが、綺麗事のようなものは刺さらず、
また、面接マニュアルにあるようなものは、宜しくないと思います。

出版社は、人を深く見る面接をするため、
本音で淡々と、自分について語れるといいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

新潮社さんは、
いかにも出版社という出版社ではあるのですが、
社員の方を見ていると、しっかりと本作りと向き合えていて、
楽しそうだなと思ったりもします。

また、コミックバンチや、ラカグといった、
新潮社らしくない分野でも人気が出ているので、
会社としては、新しい風も吹いているのだと思います。

また、僕自身は、面接ではそれほど聞かれなかったのですが、
友人は、「好きな作家10人」、「最近読んだ本10冊」と、
読書家であるかどうかも深く見られている人もいました。

新潮社さんならではで、上記の質問例は、各方面から声を聞いたので、
用意が必要だと思います。

少しでも参考になりますと幸いです。

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