こんにちは。 出版太郎です。 …
考えるヒント:動画2.0(明石ガクト)から考えるテレビの未来!
こんにちは。
出版太郎です。
本日は、『動画2.0 VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)』
(明石ガクト)を取り上げたいと思います。
NewsPicks Bookというと、
こちらは、ほんの一例ですが、
多動力、人生の勝算、お金2.0 新しい経済のルールと生き方、
破天荒フェニックス オンデーズ再生物語と、
売れに売れているビジネス書を量産しています。
ついつい買いたくなり、
いくつか読みましたが、個人的には、
日本再興戦略(落合陽一)が、
一番面白かったです。
NewsPicks Bookでは、
ビジネス書らしく、
新しいこと、行動することに
重きを置いていることもあり、
ツイッターでのプロモーション戦略が新しく、
且つ、面白いものが多く、
追ってみると面白いです。
その中で、今回は、
『動画2.0 VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)』
(明石ガクト)を引用しますので、、テレビ志望の方にとって、
考えるヒントになると幸いです。
作者:明石ガクトさん
明石さんは、ONE MEDIAというミレニアル世代に向けた、
動画メディアを運営している人です。
ソーシャルでの展開や、ショートフィルム制作など、
スマホを軸にした動画制作が得意で、
時代に適した動画をユーザーに届けています。
そのため、徹底的に今と向き合った動画を世の中に送り込んでいて、
スピード感や、カットの手法が新しく、
フォーマットが変わらないテレビと比較した時に、
考えさせられるものが多いです。
ioformation per timeを求める若者
例えば、今、流行しているEDMが分かりやすい例と言われて、
より納得感があったのですが、
今の人たちは、時間あたりの情報量をより多く求める傾向にあります。
それは、エンタメコンテンツでも同様で、
TikTokなどが流行したりしています。
考えてみると、テレビを見ている時に、退屈に感じたり、
もしくは、ついつい、スマホをいじってしまったりすることが、
増えました。
ioformation per timeの密度がどんどん、
濃くなっていくのを感じます。
今後、よりスマホが当たり前になった社会で、
テレビを作る時に、
1秒あたりに込める適切な情報量について、
考える必要があるかと思います。
映像と動画とテレビの違い
自分なりの言葉の定義を模索すると良いと思います。
映像と動画についての例があり、
とても印象的でしたので引用致します。
「テラスハウス」を以下のシチュエーションで観た場合、
映像と動画、どちらになるかを答えてください。①スマートフォンのNetflixアプリで観た場合
②地上波のテレビで観た場合
③クロームキャスト等を作ってNetflixを
テレビで観た場合
どれも、確かに、映像だな…と思いますし、
動画だな…とも思います。
テレビ志望の人としては、
上記にテレビというワードを加えて、
映像と動画とテレビは、どのように違うのかということを
伝えられるようになると良いと思います。
それを突き詰めると、
「君、ネットの会社でいいじゃん」といった質問に対し、
「なぜ、テレビで働きたいのか」、ということについて、
より深く掘り下げることができるのではないかと思います。
テレビの指標はどうなる?再生回数と視聴率
テレビで働く人間として、
テレビの指標については、
考えなくては、いけないと思います。
最近は、ソーシャルの盛り上がりを拾った、
視聴熱といった言葉や、
録画率という言葉も着目されていますが、
今のビジネスモデルが限界に来た場合に、
どのような指標で考える必要があるのか、
自分なりにまとめてみると良いと思います。
個人的には、テレビって実は、弱っているようで、
クライアントもどさくさに紛れて、
テレビって金額的にお得!という意識があるから、
今でも、安定して、CM出稿があるのかなと
考えています。
※あくまでも肌感ですが
若干、脱線しましたが、
自分なりの指標については、
考えておくと良いと思います。
思想なきテレビを作るべきか!?
本書では、最後に、再生回数ではなく、
エンゲージメントを重要視しようと
話しています。
再生数を増やすだけでは、
ちょっぴりエロくしたりすれば、
簡単に増やすことができます。
けれども、それが、社会に貢献していたり、
自分らしさを体現しているのかというと、
そうではありません。
自分の動画に思想を宿らせ、
ファンを増やし、ブランド力を高めることこそが、
大切だとおっしゃっています。
それは、テレビ作りも一緒だと思いまして、
自分がどのように生きてきて、
社会にどのような影響を与えたいのか、
考えに考え抜いた先に、
志望動機があると思います。
簡単に誰でも思いつきそうなアイディアではなく、
自分がどのようなテレビを作りたいのか、
考えてみて欲しいです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、話題の書を取り上げてみました。
動画の最前線にいる人の本のため、
テレビ志望の人は、これからのテレビについて、
考えるきっかけを得ることができると思います。
ビジネス書が苦手という人もいるかもしれませんが、
一つひとつのエッセンスが大切で、
斜め読みや、フォトリーディングでも
良いので、手にとってみて欲しいところです。
少しでも参考になりますと幸いです。
【出版太郎の選書】
動画2.0 VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)
放送外収入について、聞かれる可能性があるので、
VODは、押さえておいた方が良いと思います。
若者の視点で、使用感を語れると尚良しかと思います。