こんにちは。 出版太郎です。 …
新卒で番組制作会社に入社し、爆速(9ヶ月)で辞めた元ADの話。
こんにちは。
出版太郎です。
今回は、特別に元制作会社の方に
寄稿をしていただきました!!
テレビ業界を受験する人、
テレビ局を落ちてしまったけれど、
テレビに関わりたい人は、
必見の内容です!!!
リアルな現場を感じることができる記事になっていますので、
是非参考にしてみてください。
↓↓↓↓
新卒で番組制作会社に入社し、爆速(9ヶ月)で辞めた元ADの話。
※約1年間のニート生活を経て、いまは広告代理店で営業事務とPRのアシスタントをしてます。
テーマ:テレビ業界で何をやりたいのか?
「報道記者になって、中国と日本の架け橋になりたい。」
っていうのは、私が一方的に大好きだった某テレビ局に勤める先輩(局員)の志望動機で、私はただ単に「AD」になりたくて、
将来はディレクターになって、面白い番組を作りたいっていう訳でもなく、ADになって、椅子を3つ並べて、そこで寝るのが夢でした🤤(本気)
実際は、朝の情報番組を担当してたので、担当曜日(金曜日)の前の日である、木曜日朝7時に出社して、翌日お昼くらいまでぶっとうしで働くなかなかやばおな環境🌏約30時間!!(業務内容は追って記事にします)
とてもじゃないけど、椅子3つ並べて寝れる環境じゃなかったです🌏(でも、ADの先輩に聞くと情報番組のADが1番ラクみたいです…)
ケイオス🤤
元々、イッテQが大好きで、海外も大好きで、ADになればただで海外行けるかも!!!っていう浅はかな考えでADになったので、揺るがない動機がなかった私はなかなかしんどかったです。
帰れないし、ディレクターくせ強いし、時間ないし、お金ないし。
※手取り18万、残業代なし、ボーナスなし、有給なし🕺🕺🕺
16卒入社のテレビ局員の同期が研修で、番組に来ることもあったけど、話を聞くと、同い年ながらちゃんとしてるな〜。って本当に思いました。
※私が出向してた赤坂にあるテレビ局は、局員は2年目の7月に本配属になるまで、色々なジャンルの番組(バラエティー、情報報道、ドラマetc.)で研修してました。
が、制作会社のADは現場で勉強の日々!
当たり前かもしれないけど、テレビ局でやりたいことが明確!
口が滑っても、経費で海外行きたいなんて、1人も言ってなかったです。笑
ESでよく見る、5、10年後のビジョンって、毎回困ってたけど、採用される人ってちゃんと考えてるんだろうな〜。って、当たり前なことを今では思います。
あと、制作会社のADと比べて、(いい意味で)したたかだな〜。と🤤
世渡り上手というか、人を選んでいるというか、でもそれってとても大事なスキルだと思いました。
制作会社の人間は、じぶんも含めてぽんこ◯が多かったです。笑
ADってかなり出入りが激しくて、慢性的な人不足ってこともあり、制作会社のADなら秒でなれます。笑
「体力あります!がんばります!」って言えば、テレビ局で働けます✌️
その分、ミーハーな気持ちでなる人も多くて、本気でテレビを作りたくてキー局は全部落ちちゃったから、制作会社に来た人にとっては、モチベーションを保つのが大変かもしれないです。
同い年の局員は同じ仕事してても、評価されやすいし(制作会社のディレクターは、あからさまに局員のADをヨイショします。笑 将来、使ってもらう為でしょうか…。)
年収は数倍違うし、もちろん出世のスピードも全然違います。
聞いた話だと、制作会社だと情報番組でディレクターになるには早くて5年位、バラエティーだと10年以上ADしてる人も割といるみたいです。
だけど、局員だと2年目にはDAD
※DAD≒ほぼディレクターとADの兼務
私が担当していた情報番組だと毎日あるので曜日ごとに班が決まっていて、1週間単位でお仕事します。
そこには、じぶんが所属する制作会社だけではなく、本当に沢山の制作会社のADやディレクターが一緒になって、番組を作っていくので、正直、制作会社のADだと直属の上司がいないってことも普通にあるので、正当な評価を受けづらい印象を当時は持ちました。
私は番組制作の末端にも関わらず、生意気な人間なので、そういう環境にも納得がいかず、速攻で辞めました🤑笑
やりたいことが明確じゃないと、とても続けられるようなお仕事ではないかな、と思います。
とは言いつつ、なかなか経験出来ることでもないので、人生で1回ADになってみるのも、おすすめです。笑
【参考図書】
オンエアできない! 女ADまふねこ(23)、テレビ番組つくってます (ソノラマ+コミックス)
AD(アシスタントディレクター)残酷物語―テレビ業界で見た悪夢
↓↓ADは経験不問が多いので、中途募集で受験し内定につながることも多いです。記事を書いていただいた方も、新卒でリクナビNEXTから、入社しました。↓↓
リクナビNEXT